転職は解決をもたらすものであること

転職したい理由を自問する

転職理由の正しい認識が行動に自信と力を与える

「転職を決める」、「転職を決心する」に当たって、自問し、確認して欲しいことがあります。

転職が解決をもたらすものであること

あなたが今現在考えている転職が、あなたが課題と感じている、問題と感じていることに解決をもたらすものであるかということです。

私事わたくしごとですが、かつて転職しようとして、上司である課長に退職願を出した時のことです。転職先も既に決まっておりました。

その時、課長の発した一言ひとことは、その後のわたくしに大きな影響を与えました。

つらいから逃げるのか!?

今までつらくなって何度も逃げてきたのではないのか!?

この時の転職の理由は様々さまざまでした。

営業先の社長からお声かけ頂き、内定をもらっていたこと。入社後ぐに、採用された部署から他部署へ異動させられたことで不信の念を持っていたこと。営業手法に違和感があったことなどが主な理由です。他では極端な体育会系の企業文化や社風に馴染なじめなかったことも大きかったです。

それにもかかわらず、この課長の言葉は、心に響きました。そして「『辛くて逃げ出したい』という気持ちはまったく無いのか」と自問しました。確かにそういう気持ちが無いわけではない。その時、決めたことは、向後こうご「辛いという理由での転職はしないようにしよう」でした。

「逃げ」の転職は上手く行かない

なぜ、課長の言葉が心に響いたかというと、恐らく人間一般の弱さを指摘した言葉だったからだと思います。

上述の課長の言葉は正しい。裏側にある「辛さから逃げるのは良くない」、「逃げ続けるとそれがならしょうになるぞ」を真実の言葉として受け取ったのです。

ですから、あなたが今現在考える転職が、課題や問題の解決をもたらすものであるか自問するということは、ひとえに転職の動機が、「逃げ」に起因するものではないか自らに問いかけて欲しいということです。

逃げ癖がつくと留まる必然性が失われる

一度、辛くなって逃げる癖がつくと、辛くなると直ぐに逃げてしまうようになります。辛くなると我慢できずに退職してしまうようになるのです。

仕事をしていく上で、また、あなたが成長していく上で、克服しなければならない壁というものは存在します。その壁が立ちはだかっている時というのは、辛いものだからです。

言い換えれば、逃げ癖がつくとまともに仕事ができなくなり、成長が止まるということでもあります。

辛いの裏側に正当な転職希望の理由があるか

辛いの裏側にどのような理由があるかを精査すれば、転職の正当な理由が見つかるかもしれません。この際、正直に自分の心と向き合うことです。大抵たいていはいくつかの感情が入りじり、判然としないでしょう。

心を静めて、心を落ち着かせて、転職したい理由を、すべて意識することです。多少逃げの気持ちがあったとしても、正当な理由が主たるものであれば、転職を決めれば良いのです。

逃げと撤退は異なる

現代社会では、まともな会社で働いていると想像できない程に異常な会社も存在します。所謂いわゆるブラック企業と言われる会社です。

ブラック企業に象徴されるような労働基準法を無視し、実質的には最低賃金を下回るような条件で働いている[働かされている]場合、勿論、辛くはありますが、「辛くて逃げる」とは考えないことです。

この場合は、歴然とした「不法行為の被害」がある訳ですから、ブラック企業からの脱出であり、戦略的な撤退と考える必要があります、

従って、このような会社で就労している場合は、躊躇ためらうことなくすみやかに退社し、新天地を求めることをお勧めします。

判断基準はあなた自身

「逃げ」なのか「撤退」なのか判断基準は、他人の意見ではなく、あなたの心の中にあります。

多くの同僚が我慢して働いているからと言って、それはあなたが働き続けなければならない理由にはなりません。体や精神がんでは、働く意味すら失われます。そして「逃げ(逃亡)」と「撤退」は、厳密に区別されなければなりません。

もちろん、単に今の仕事が辛いからや今の職場が嫌になったという理由だけでの転職は慎まなければなりません。

転職を決意する

転職を決意したら、初めにお伝えしたように、転職によって、あなたの課題、問題の解決に資するものでなければなりません。

課題がキャリアアップであれば、キャリアアップに相応ふさわしい就職先を見つけることが、課題解決の第一歩となります。キャリアアップに相応しい転職先が決まったとしても、転職先が決まっただけではキャリアアップに成功したことにはなりません。転職先で、実績を出して初めてキャリアアップしたと言えるからです。

それでも課題がキャリアアップでしたら、キャリアアップに相応ふさわしい転職先に就職できれば、転職は成功と言えるでしょう。

転職判断が妥当ならば転職活動しないことは「逃げ」

転職の判断が正当なものであるならば、躊躇ためらって転職しないことが「逃げ」になります。

もしあなたは、自分が転職すべきと判断したならば、転職活動しないことは怠慢であり、逃げでもあります。今やるべきことをやらない・やっていないことを意味するからです。

正直に誠実に自分と向き合いやるべきことをやる!

人生で大きな決断をしなければならない時はいつも同様なのですが、あなたはあなた自身と正直に、誠実に向き合わなければなりません。

そしてあなたの心の声(内なる自分の声)が聞こえたなら、それに従うことです。

この会社内での自分の将来が見えてしまった・・・

発展性の無い仕事ばかりで、自分の成長がこれ以上望めない。

自分はもっと大きなフィールドで働きたい。

このままでは自分の望むスキルを身に付けられない。

このビジネスは社会に良い影響を与えないから参画さんかくしたくない。

自分がやりたい仕事は他に有った。

などなど。

あなたの心は正直なあなたの気持ちを知っています。自己欺瞞じこぎまんを続けても、自分をあざむき続けることはできません。必ず辛くなりますし、幸せになれません。

逆に、あなたの心が真に求める道を選べば、あなたは心と同じ道を辿たどれ、きっと困難や苦難を乗り越えて幸せになれるのです。

転職することがあなたの心の声ならば、今直ぐ行動に移すべきです。

善は急げ!