転職しようか迷っている。
来る日も来る日も堂々巡り。
確かにこのままなら大きな変化はない。良くも悪しくも現状維持だ。
でも転職のことを考え始めた原点に帰りたい。
あなたは何かを解決する為に転職を思い立ったはずなのだ。
転職エージェントは転職を検討するために使います
あなたの転職したい理由は何でしょうか。
実際のところ理由はどうでも好いのです。
思い付くところをざっと並べてましょう。
キャリアアップがしたい。
仕事が面白くない。
自分の能力に合った仕事がしたい。
本来もらうべき給与をもらえていない気がする。
給与水準に不満がある。
労働時間・労働環境が劣悪である。
ブラック気味!?否、ブラック企業!?
上司が気に入らない、経営者とうまく行かない。
同僚や先輩、後輩とうまく行かない。
人間関係がうまく行かない、気に入らない。
会社の経営状態が思わしくない。
会社の経営方針が変わった。
ずっと勤務できるかどうか定かでない。
昇進、昇給が期待通りでない。
評価に不満がある。
如何でしょうか。この中に当て嵌まるものがありましたか。
あたらずとも遠からずですか。
理由は好いのです。
大切なことはあなたが転職を望んだというところにあります。
それはあなたが何かについて解決を求めたということだからです。
だから、解決する為に転職を検討することは合理的な判断です。
そう、転職を検討することは合理的なことと表現しました。
転職することが正しいことかどうかは、検討して判断しなければなりません。
そう言う意味ではあなたが転職するかどうか十分な検討をしていない状態で、転職する踏ん切りが付かないのだとしたら、その逡巡は正当なものです。
転職するのが良いことかどうか十分な検討もせずにえいやとばかりに転職する決心をするのは勇気のあることでは無いのです。
そんなことをするのは、一言で表現すれば蛮勇です。
転職するかどうか検討する
決断するために為すべきこととして、
- 勘案すべきこと(要素)を全て、拾い上げること
【全要素の拾い上げ】- 選択肢の各々について、選択した場合に起こりうる全ての場合を想定し、結果を推測すること
【全ての場合分け】- 各々の選択した場合のプロセスおよび最終結果として起こりうる可能性、確率を推測すること
【各々の場合の確率】
出典:福永晶「経営について考える」¶ 踏ん切りが付かない時どうするか?|行動に繋がる決断術
が挙げられます。
少々解り難いかもしれないので、あなたの転職に当て嵌めて考えて見ましょう。
あなたが転職する場合、転職しない場合を想定して考えなければならないことを整理します。
転職する場合、転職しない場合に起こり得ること全てを想像して結果を推測します。
そしてその結果が起こる可能性を感じ取るのです。
例えばですが、転職すれば、現在の嫌な上司からは離れられます。あなたが転職を希望した理由が、上司にあるのならば、先ずは解決です。
ところが、転職先で今以上に酷い上司に出会う可能性が有ります。勿論、出会わない可能性もあります。
このように好ましい展開や好ましくない展開を可能な限り拾い上げて行くのです。
よくあることだと思うのですが、一度は認識していたはずのリスクやメリットを、他のことを考えているうちにそのことに気を取られ、忘れてしまうことがあります。
決断を下した後で、それが起こってから、リスクであればしまったと感じることになります。
一方の選択肢のメリットを忘れていて、他方を選んでしまうこともあるでしょう。
卑近な例で言えば、いつも行っている蕎麦屋の親子丼が美味しいと聞いていて、今度行ったら必ず親子丼を食べようと決めていた。
ところが友人と趣味の話で盛り上がり、いつも食べていた天ざるを頼んでしまった。
隣が親子丼を美味しそうに食べているのを見て親子丼を食べるつもりだったこと思い出した。
これは次回、親子丼を食べれば済む話なので別段問題はありません。
ところが転職だったらどうでしょうか。
失念したら重大な結果を招くようなことも起こり得るのです。意外と実際に起こってみないと現実感覚を持って感じられないことも多いので、その為に考えるべきことを拾い上げておくのです。
あなたの知らないこと
転職についてだと、考えても考えても実際のところが分からないことが色々とあります。
例えば、あなたが転職活動を開始したとして、あなたに対する引き合いです。要するにあなたに合った求人がどの程度存在するかです。
注意が必要なことは、下世話なマスコミ情報に騙されないことです。典型的なのは35歳限界説と云った〇〇歳以降は転職できないといったものです。
業界にもよりますし、職種にもよります。そしてあなた自身の職務経歴や技能(スキル)などなどによって変わるものなのです。
こればかりは求人情報に直接あたるしかありません。
そう云うと、リクナビNEXTのような転職サイトが頭に浮かぶのではないでしょうか。
求人情報を直索して見られるので、もちろん利用してください。
ところが一般公開された求人情報には制約があるのです。
非公開求人
転職エージェントなどが公開している情報では取り扱い求人の凡そ8割が非公開なのです。
あなたは転職を検討するに当たって、公開されている8割の求人が気になるのではないでしょうか。
非公開求人は、転職エージェントに登録し、紹介を受けなければ知ることのできない求人です。
転職エージェントの紹介を受けて転職するということは、人材紹介の範疇に入りますから、当然、企業は転職エージェントに紹介料を支払います。予めお断りしておきますと、あなたの転職エージェントの利用は無料です。
この意味するところは、転職エージェントを利用しないと膨大な求人が選択肢から消えます。
業界最大手のリクルートエージェントでは、10万件以上の求人を常々企業から預かっています。そして90%が非公開求人だと言います。
もちろん全部が全部あなたが対象となる求人というわけではありません。
しかしながら膨大な求人数に対し、公開求人はごく僅かで、非公開求人が9割を占めるということは参考になるはずです。
更に言えば、若年者向け、つまり職務経歴やスキルの少ない層に比べ、管理職やエグゼクティブは非公開の割合が増します。
非公開の意味は、応募殺到を嫌ってのものもありますが、競合他社などに求人の存在を知られたくないものも多く含まれるのです。その意味するところは・・・言わずもがなですよね。
従って、転職を検討するなら転職エージェントを利用するのが合理的なわけです。
転職を決めている必要は無い!
転職を決めたわけでも無いのに転職エージェントに登録するなんて気が引ける。
今でもこんな風に感じる律儀な方々が意外と多いようです。
単純で分り易い喩え話をすれば、病気で無い人が病院に行っても良いのと同じです。
健康診断は、病気に掛かっていないか確認するのですし、気になるところがあれば病気であろうとなかろうと診察してもらえるのです。
「でも病院ならお金払うし・・・」
これについては、最終的に人材を紹介してもらった企業が支払ってくれるものと理解しておけば好いのです。実際に仕組みがそのようになっているのです。
転職強要は無い
実際のところあなたが転職する気満々で出かけて行っても、もう少し待った方が好いですよと言われることだってあるのです。
語弊を恐れず改めて喩え話をしますと、未だ熟していない果物を安く売るよりも、熟して美味しくなった果物を高く売りたいのです。
採用した企業にとって良し。高給で転職で来た転職希望者にとって良し。高い紹介料をもらえる転職エージェント良し、だからです。おまけに転職エージェントの評価や評判だって上がります。
逆に転職する気の無い人を無理やり転職させれば・・・結果は想像できますね!?
まだ転職を決めてもいないのに転職エージェントを利用すると言うと、初めは少々不安に感じるかもしれません。ところが、よくよく考えれば普通にビジネスのセオリー通りなのです。所謂Win-Winで構成されています。
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