望んだ求人情報を手に入れたい
転職エージェントに登録すべき理由は分かった。でも何社も登録する必要は無いんじゃないだろうか。1社は少ないにしても、2、3社もあれば十分ではないかな。
もしあなたがこんな風に思っているのなら、心の声に耳を澄ませることが大切です。
楽に済ませようと考えていないだろうか。
「ううん、そんなことないよ」と思うかもしれません。でも、未だ転職エージェントを利用したことが無いのだとしたら、何故、先ず登録しないのですか。
何社か登録してみて始めて、感触が得られるのでは無いですか。
実体験が無いことには、判断できないことがあります。
職務経歴書 が読めない
転職エージェントに登録して、転職コンサルタントとアポイントメントを取り、面談に行きました。
「この人、駄目、無理」
と遥々赴いた結果が無駄足だったことがありました。
何が駄目かと言えば、応対したコンサルタントが
イメージしやすい極端な例を挙げれば、幹部クラスの転職希望者に、職務経験のほとんど無い、成り立てホヤホヤの転職コンサルタントが応対した場合です。
転職エージェントも、できる限りで、転職希望者に相応しい転職コンサルタントを対応させるのでしょうが、明らかに力不足の転職コンサルタントが現れる場合もあるのです。
これは極めて分かりやすい例です。
希望に合った求人情報を送ってくれない
一方で、
だからと言って、転職コンサルタントが力不足だとは限りません。あなたに合った求人が無いながらも、興味が有ればと送ってくれている場合もあります。
希望を正しく理解していない
勿論、あなたの希望や適性を正しく理解していない場合もあります。送ってもらった求人を辞退する場合に辞退理由を求められるのは、少しでもあなたの希望と転職コンサルタントが理解しているあなたの希望を近づけていくためです。
さて、あなたはどうすればいいのか!?
以上に見て来たような転職コンサルタントと面談したものの、あなたに相応しい求人が紹介されない場合は、
- 転職コンサルタントの力不足
- あなたに合った求人が無い
- あなたの希望と転職コンサルタントが理解しているあなたの希望に違いがある
が挙げられます。
力不足の転職コンサルタント
まぐれ当たりもあり得ますから、力不足の転職コンサルタントと雖も
問題なさそうな転職コンサルタントだが・・・
あなたに合った求人が無い場合には、いずれ新しい求人が届くことに期待しつつも、新しい転職エージェントに登録する場面です。無い袖は振れぬですね。
転職コンサルタントがパーフェクトでも!?
過去に、私のことをよく理解してくれる転職コンサルタントがいました。紹介いただける求人は、募集要項を見た限りでは、ピンと来ないものもあるのですが、求人背景や仕事の広がりを聞くと正に私向きのものなのです。希望や適性に合っていると考えられたのです。結果的には、逆学歴フィルターで断られたりなど、転職には結びつかなかったのですが、とても心強い存在でした。
有れば、ドンピシャの求人を紹介してくれるのですが、玉数が少ないことで、紹介していただいた回数はあまり多くはありませんでした。
完璧な理解は無いのだが・・・
あなたの希望と転職コンサルタントが理解しているあなたの希望に違いがあるということは、或る意味で不可避です。希望のような形の無いことを、完璧に理解することは不可能だからです。
勿論、必要なことをきちんと理解してもらうための努力は欠かせません。自分の希望と異なる求人が紹介されたら、応募するとしても、転職コンサルタントにフィードバックすることは大切です。応募辞退する場合については既に述べた通りです。
あなたができること
ところで、留意しなければならないことがあります。実際問題として、あなたに合った求人が無いのか、あなたの希望と転職コンサルタントが理解しているあなたの希望に違いがあるのか、本当のところは分かりません。あくまでも転職コンサルタントの対応を見て窺い知ることができるのみと言って良いでしょう。
何故なら、転職コンサルタントの頭の中を覗くことができないのと同時に、転職エージェントが持つ求人データベースを全て覗くこともできないからです。
最悪の事態
転職コンサルタントのあなたへの対応は良好で、あなたの希望をきちんと理解しているかに見えるが、あなたに合った求人があるにもかかわらず、あなたに紹介されないということも起こり得るということです。これは最悪の事態で、そうそう起こることでは無いと信じたいですが、可能性が無いわけでは無いのです。
可能性にはいつもオープンに!
ですから、自衛手段として考えられることは、あなたに合った求人がなかなか紹介されないのなら、他の転職エージェントに当たり、新たな転職コンサルタントに可能性を求めるということです。
時間効率
これを転職エージェント1社に登録して、転職コンサルタント1人と付き合い、様子を見て次にとやっていると時間効率が極めて悪いです。ですから、数社に登録し、同時並行的に進めるのが良いのです。
ところで、同時並行的に進めるメリットはもう一つあります。
同時並行のメリット
新卒で就職して、初めての転職だと陥りやすい間違いなのですが、内定を確保できる期間はあまり長くないということです。
内定コレクター不可
リクルート時に、内定コレクターよろしく、何社も内定を集めた経験がある人もいるかと思います。転職では、ポストによっては、引継ぎ期間も必要なので、ある程度待ってもらえることもあるでしょうけれども、一般には、早めに入社することになるでしょう。
軽々しくはできない内定辞退
また引継ぎが相応に必要なポジションでは、或る程度の時間が経過したら、内定辞退は軽々しくできない場合が多いでしょう。相応の信頼関係が伴うからこその内定だからです。
求められる早期決断
ですから、いずれにせよ、内定したら入社するか否かは、早々に決断しなければなりません。そう考えると、第一希望の選考が未だどうなるか分からないうちに第三希望から内定をもらってしまったといった事態を避けるためにも、できるだけ同時並行で進めた方が良いのです。
その為に、転職エージェントには何社にも登録しなければならないのです。