副業で副収入と思ってはみたものの・・・

副業で儲かるのは誘う側

本業の力

不躾ぶしつけな質問で恐縮ですが、あなたは順調に昇給しているでしょうか。

世知辛せちがらいこのご時世じせいではなかなか昇給は難しいでしょうか。

釣った魚に餌はやらない

年次で査定はあったとしても、雀の涙ほどの昇給でもあれば良い方で、下手をすると据え置きということも多いのではないでしょうか。

給料が伸び悩んでいると感じれば、副業や副収入という言葉が頭に浮かびます。

そうは言っても会社によっては社内規程で副業を禁止しています。

仮に副業を禁止していないとしても、会社に見つかれバレれば、風当たりが強くなります。

収入に対する羨望せんぼうねたみ、そねみ、やっかみ、ひがみで何となく居心地が悪くなります。ともすれば、仕事への集中力が無くなったり、精力が分散したりするのではないかと、仕事に対する評価が厳しくなることもあるでしょう。

副業では稼げない

ちまたあふれています。

妖魔灯ようまとうのごとくあやしくあなたを誘いますが、きつけられる言葉ほどに甘く、簡単に稼げることはありません。

副業で本当に簡単に稼げるのであれば、口コミであっという間に広がってしまうでしょう。わざわざ宣伝なんてませんね。

何故なぜ、広告宣伝しているのでしょうね。

副業で儲かるのは副業を誘う者

大概たいがいは「副業で簡単に儲かります」とか、「1日1時間で月3万円」といった風に吹聴ふいちょうし、副業に新しく着手する人をカモにして稼いでいるのが現実です。副業に必要と称される情報や道具ツールを売って儲けているのです。新しく副業を始める人のためという名目のもとで、場合によっては高額で売るのです。ひどいのになると「副業で儲かる」を副業にしているのもいます。これはインチキですね。でも悪銭身に付かずです。

一方で、株式投資にFX(外国為替証拠金取引)、CFD(差金決済取引)といった投機取引も勧められています。投資と称していますが、実態は投機です。

金融商品そのものは悪いものではないのですが、きちんと利益を出せるようになるためには、相当な勉強と訓練が必要です。あなたが本業にいている時間、しくはそれ以上の時間を費やして格闘している専門家を相手に、同じ土俵で戦うのです。しかもゼロサムゲーム※です。※ 一方の利益が一方の損失で成り立つゲーム

当然の結果として、ほとんどの場合は、収入を増やすどころか大損して止めるのがせきの山。挙句の果てには貯金まで失っているという悲しい現実。

投機取引の分野でも新しく始める人をターゲットに周辺で儲けようとしているものがいます。ほらほらつい今もバナー広告が出ていましたよ。簡単に儲けられるトレードシステム!くわばらくわばら。

副業はダメなのか?

この質問には、「はい、副業は駄目です。お止めなさい!」とお答えします。※


※ 副業は、本業で十二分に利益を上げている人が行うものなのです。本業で利益が上がらない今、副業を始めるのは時期尚早と言えます。それならむしろ転職でもして本業での収入を増やすべきです。

副業にうつつを抜かす者は本業を失う

仕事に成果が求められる時代・時世に、副業にかまけて本業がおろそかになれば本業を失います。

本業で十分な業績、成果が上げられれば、給与はおのずと増えていきます。

会社に十二分に貢献しているはずなのに給与は増えないですが・・・

そう言われるあなたはエライ!

実力もないのに不平不満の多い社員はらない

「会社に十二分に貢献している筈」と断言できるほど貢献もしていないのに、「給与が上がらない」、「副業でもしよう」と言っている者は、恐らく早晩には会社に見切られリストラ要員になります。

会社の本音は、「実績も上げられないのに不平不満ばかりの社員は必要ない」です。

きちんと実績を上げたあなたには選択肢がある

「会社に十二分に貢献している筈」と宣言できるあなたのように実績を十分に上げているならば、あなたが会社を見切ることができます。それというのも・・・

あなたを必要としている会社があります。

あなたを待っている会社があります。

そうです。転職です。

そして、そんなあなたには転職時には給与アップを交渉するための究極の切り札があります。

あなたが持つ転職時の究極の切り札

それは一体なんでしょうか。

転職時の究極の切り札とは、あなたが応募先企業へ行かないという選択肢のことです。

交渉時、あなたはきっぱりと

では今回は見送らせていただきます。

と言えることです。

その為には自他じたともに認める実績が有効なわけです。

たとえ離職中だったとしても、この人なら他も欲しがるだろうと思われれば、十分有効になります。

実績がそこまでなくても、在職中なら現勤務先に残留ざんりゅうするという選択肢があるので同様の効果があります。

いずれにしても、応募企業に他に選択肢がありそうだと思わせることが有効なのです。

社内では切り札が使えない

在職中にも退社して、他社へ転職するという選択肢があるのになぜ昇給が上手く行かないのでしょうか。

査定時に給与が上がらないのは、あなたに切り札が無いと思われているからです。

昇級させなくても勤め続けてくれるだろう。

つまり、たかくくられているのか、められているわけです。屈辱くつじょく的だとは思いませんか。

一度出した切り札は引っ込めてはいけない

切り札を無暗むやみに使うことは賢明ではありません。手許てもとに切り札があること自体に価値があり、実際に行使するとき以外は、切り札を振り出すのは避けた方が良いのです。

ですから、在職中の会社で昇給が見送られているとすれば、転職で実力に合った給与をもらえる会社を選ぶのです。この時初めて切り札を使うのです。切り札は振り出したら引っ込めてはなりません。それは悪い結果を引き寄せることになるからです。

「飛躍の前のかがみ」だと確信があるのなら・・・

尤も会社は貢献に見合う給与を支払いたいと思っていても、支払えない財務状態にあるということは考えられます。このことについては社内にいればある程度状況がつかめているのではないでしょうか。

1、2年ならば様子を見るという選択肢は十分にあると思います。会社を支え、業績を好転させることであなた自身が成長することもできるでしょうし、会社からは感謝され、いずれ業績が好転し報いられる時がくることも考えられるからです。

長期にわたる「飛躍の前のかがみ」は無い

ただ、悪い財務状態が何年も続き、貢献に見合う給与が支払われないならば、話は別です。経営者の問題が大きく業績好転の見込みは無いかもしれません。会社の都合であなたの収入が左右され続ける必要は無いので、さっさと引継ぎを済ませることです。

そうです。転職です。

あくまでも本業で勝負!

収入を増やすなら、副業ではなく本業にこだわることをお勧めします。

これまでの自分の実績に多少不安があっても本業にこだわることをお勧めします。

雇用が不安定な世の中だからこそ、確かな能力が求められます。日々知識習得やスキルアップです。

自己評価に客観性を持たせよう!

転職を考えるならば、まずは転職エージェントに登録し、転職市場での市場価値を調べるのがお勧めです。

それは自己評価が甘くなるからという理由ではありません。仕事のできる人というものは、とかく厳しくシビアに自分を見過ぎてしまう嫌いがあるので、きちんと正当に評価しなければならないという意味があります。

自己評価よりも市場価値が高いことも多い

実際のところ、自己評価よりも市場価値が高いと判断されることも多いです。

例えばITやものづくりでは、新しいコンセプトの商品が創造されることで、必要とされる経験やスキルも変化します。すると「人財」の転職市場におけるバランスが変化します。そして人材不足になった領域では、経験が少ないものでも意外に高く評価されることもしばしばです。

更には、応用がくという考え方で思ってもみなかったスキルが、他のスキルの代替スキルと看做みなされることがあります

自己評価が低い経験やスキルであっても思いのほか、高い評価を受けることがあります。

知らないことで損をしないためにも専門家である転職コンサルタントに相談するのがお勧めです。

個人の話で恐縮ですが、他に例を挙げますと、事務管理部門の職務経歴で、転職コンサルタントから自己評価より高い評価を受けました。経験職種の希少性きしょうせいが理由の一つだそうです。

副業を始めるくらいならば、転職活動を始めてください。