職務経歴書は完成したと思うな!

職務経歴書は完成していない

転職事始てんしょくことはじめでは、転職活動を始めるに当たっての、ふたつの課題について説明しました。

  1. 職務経歴書の作り方
  2. 求人の探し方

転職を決めた段階では、転職活動は基本的に単独行動※です。

転職しようかどうか迷っている段階で、転職エージェントに転職市場での市場価値を聞きに行った場合などは、スタートから転職エージェントの転職支援が受けられていることになり、単独行動というわけではありませんね。

転職事始の求人の探し方で、あなたにピッタリの求人探しを、転職エージェントの転職コンサルタントに無料で手伝ってもらえることをお話ししました。

求人探しの面だけで見ても、転職エージェントを利用しないデメリットは、十分にお分かりいただけたと思います。実は職務経歴書の完成度、質、出来栄えというでも、転職エージェントを利用した人に比べて、大きく差をつけられてしまいます。

転職エージェントの協力で職務経歴書を仕上げる

のっけから面倒見てくれる転職コンサルタント

職務経歴書を作成するときも転職エージェントの協力が得られます。

転職サイトに登録した翌日、突然、携帯が鳴りました。

スカウトメールをもらった転職エージェントにエントリーしていたのを思い出しました。

「面談にはいつ来られますか?」

「早い方が良いですよね!?」

直近の双方の都合の良い日に決定し、面談に行きました。

履歴書と職務経歴書を持参したところ、職務経歴書の出来が十分でなかったため、職務経歴書の雛形ひながた(フォーマット)を渡され、レクチャー(説明)を受けました。

この時、職務経歴書のきもの部分として、職務経歴書の冒頭に経験知識要約として、職務経歴書のサマリーを書くことを習いました。

職務経歴の要約が職務経歴書ですから、職務経歴の要約の要約といったところでしょうか。

早速、家に帰って、教わったように職務経歴書を作成し、メールで送りました。

そしてOKをもらいました。

転職コンサルタントは、まったくのスタート段階から面倒を見てくれました。

初めて作った職務経歴書に抱いていた不安感が、転職コンサルタントの指導を受けることで、払拭ふっしょくされました。

なんとなく不安。なんとなく自信が無い。こういった気持ちを払拭し、自信を持って転職活動を行うための第一歩が、転職コンサルタントとの面談なのです。

転職支援の専門家(プロフェッショナル)から、OKをもらうととても心強いものですよ。

自信を確かなものにするために

完成した職務経歴書は万能ではない

転職コンサルタントの協力を経て、応募書類に相応しいふさわしい水準(レベル)にまで高められた職務経歴書。

しかしながら、万能ではありませんでした。

その後、新たな転職エージェントを訪れる機会がありました。

前回とは異なり、今回は、履歴書と職務経歴書を事前にメールで送りました。

職務経歴書をおっかなびっくり作成した前回とは異なり、今回は既に転職コンサルタントにOKをいただいているものです。自信を持って面談に赴きました。

良くできていると褒められるだろうと思っていたのは束の間つかのま、もっと詳細に記載すべきだと注文が付きました。

転職コンサルタントに見てもらって既にOKが出たものだと伝えると、

うちみたいな大手の人材紹介会社経由で送られた応募書類は、必ず読んでもらえることが約束されています。

一般公募とは違って、読んでもらえるかどうかは問題にならないのです。

ですから、読んでもらえる前提で、伝える必要があることは、すべて詳細に書いた方が良いのです。

読むのは応募職種の人ばかりではありませんから、人事担当が読んで、業務内容が分かるように書いてください。

理想的には、書類が企業側に事前に渡った段階で、職務経歴についてはすべてが伝わっていることです。

面接では疑問点があったら質問を受ける程度で、残りは雑談で終わるくらいが良いのです。

いちいちごもっともです。理にかなっていますから、十分に納得できました。

この転職コンサルタントの説明を受けて作成した職務経歴書の枚数ボリュームは倍増しました。

ところで、転職コンサルタントの職務経歴書指導の話はこれで終わらないのです。

えっ、職務経歴書が長すぎる!?

新たな転職コンサルタントに職務経歴書の作成指南を受け、改めて完成させた職務経歴書。果たして職務経歴書の評価は!?

職務経歴書を携えて、またまた新たな転職コンサルタントとの面談に訪れました。

転職コンサルタントに教わって作った職務経歴書を叩き台たたきだいに、別の転職コンサルタントの指南を受けて作り込んだ職務経歴書。

前回よりも更に自信を深めていました。

これでは長すぎて、採用担当が読んでくれませんよ。

えっ!?これには驚きました。前回の転職コンサルタントの話のように、転職エージェント経由の応募書類は、みなきちんと読んでもらえるものと思い込んでいました。

ところが、前回の転職コンサルタントの言葉の中に、既に「うちみたいな・・・」と含みがありました。その時は、その含みに気付いていなかったのです。

そこで、前回の転職コンサルタントから聞いたことを説明しました。

そういう場合もあるでしょうけれども・・・

今回の求人は、うちからだけでもあなたを含めて3名推薦しています。他社を含めればもっといるでしょう。

職務経歴書が長いと、担当者が面倒がって、きちんと読んでもらえない恐れがあります。

「担当者が面倒がって・・・」というくだりには、「仕事なんだからちゃんと読めよ」という思いが生じましたが、どうしようもないことです。

確かに、傾向としては、転職コンサルタントの言うとおりなんだろうなと素直に理解しました。

職務経歴書は都度作り変えるべし

どの転職コンサルタントも正しいことを教えてくれていました。

それなのに教わった内容が異なっていたのはどうしてなのか・・・・

そのそれぞれで、職務経歴書を必要とする背景が異なるからなのです。

必ず読んでもらえるのだから、職務経歴書の枚数が増えても構わないと言っていた転職コンサルタントは、クライアント企業(求人企業)とそれだけの密な関係にあり、採用担当は、その転職コンサルタントから紹介を受ける人材ならば、きちんと目を通そうと考えているのでしょう。

一方で、職務経歴書の枚数が多いと、目を通してもらえないという転職コンサルタントの紹介してくれた求人案件は、転職コンサルタントとクライアント企業との距離感があるのです。紹介された人材をすべてきちんと目を通すまでの信頼関係は築いていないということです。たくさんあるクライアント企業の中には、距離感に違いのあるのは当然といったところでしょう。

クライアント企業からの要請である場合もあります。たくさんの候補者を自分で見て選びたいから、それほど絞り込まずに、たくさんの候補者を推薦して欲しいという希望も考えられます。この場合は、確かに数多く集まるので、職務経歴書が冗長に映れば読んでもらえない可能性が有りそうです。

職務経歴書にどの程度詳細に書くのか、枚数ボリューム一つ取っても、判断が必要であることが分ります。

そうは言っても、これまでの職務経験や年齢などで、職務経歴書に必要とされる枚数ボリュームは、ある程度は決まってきます。場合によって、それを加減する必要があることを頭に置いておくと良いでしょう。

転職コンサルタントの意見は尊重、決めるのは自分自身

何社もの転職エージェントを利用し、何人もの転職コンサルタントの転職支援を受けると、徐々に転職活動の知恵がついてきます。すると転職コンサルタントと見解が異なることが出てくるのです。これは転職活動経験の成果であり、成長です。

転職エージェントから求人を紹介され、応募書類を送りました。

職務経歴書が長すぎます。

こんなに枚数が多いと採用担当が読んでくれないですよ。

予期していた連絡です。

長らく務めた勤務先を退社して以降、転職先に恵まれなかったので、直近の職務経歴に不安を持っていました。

読んではもらえるけれども、読んでもらっても書類選考に通らない職務経歴書を作成するよりは、読んでもらえないかもしれないけれども、読んでもらえれば書類選考に通過する職務経歴書を作りたい。

応募していつも善戦しては、最後の最後に落ちるよりも、いつもダメ出しされるけれども、見方によっては合格点という考え方で、応募書類は作りたい。

こう伝えたのです。

お気持ちは理解しました。

あなたの考え方で行きましょう。

理解を示してくれた転職コンサルタントはそのまま一度は長すぎると判断した職務経歴書で推薦してくれました。

もちろん、その後も引き続き、親身に転職支援してくれました。

転職コンサルタントは時として、優等生的な回答しか導き出せないことがあります。

親身に考えていても、他人様たにんさまのことであるがゆえに、リスクを取りにくい、無茶できない、型を破れないことがあるということです。

正攻法に行っても書類選考は通過しそうにないから、ちょっと冒険してみませんか。

転職コンサルタントにしても、転職希望者とよほど距離感が詰まって親密に感じていなければ、できない提案ですよね?

そんな時には、あなた自身が型を破り突破口を開くしかありません。

職務経歴書の作成方針

ところで職務経歴書の作成についての転職コンサルタントとのやりとりを長々と紹介してきましたが、まださわりです。

もう気付いているかもしれませんが、まだ職務経歴書をどれくらいの分量で仕上げるかという話題についてお話ししただけなのです。

ここまでの話をおさらいすると

  1. 転職コンサルタントは職務経歴書の作成指南をしてくれる
  2. 職務経歴書は応募先の企業によって作り変えるものである
  3. 最終判断をするのはあなた自身である

というところまでお分かりいただけたと思います。

職務経歴書は応募先の企業によって作り変えるというのは、これまでの説明では、ほとんど職務経歴書の枚数、ボリューム面だけの話でしたが、職務経歴書の作成方針という本質的な話はこれからです。

続いて、応募先の企業によって作り変えるの職務経歴書の作成方針について見ていきましょう。

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